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03月13日-05号

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  1. 松戸市議会 1992-03-13
    03月13日-05号


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    最終取得日: 2021-04-25
    平成 4年  3月 定例会          平成4年 松戸市議会 3月 定例会                        議事日程 第5号                       平成4年3月13日午前10時開議 日 程事         件         名 備 考  1  市政に関する一般質問   2 議案第66号 平成4年度松戸市一般会計予算  一  括  議  題 議案第67号 平成4年度松戸市国民健康保険特別会計予算 議案第68号 平成4年度松戸市松戸競輪特別会計予算 議案第69号 平成4年度松戸市下水道事業特別会計予算 議案第70号 平成4年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第71号 平成4年度松戸市老人保健事業特別会計予算 議案第72号 平成4年度松戸市駐車場事業特別会計予算 議案第73号 平成4年度松戸市水道事業会計予算 議案第74号 平成4年度松戸市病院事業会計予算 議案第75号 平成4年度松戸市土地区画整理事業会計予算  3
    議案第76号 松戸市行政組織条例の一部を改正する条例の制定について  一  括  議  題 議案第77号 松戸市役所支所設置条例等の一部を改正する条例の制定につい て 議案第78号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について 議案第79号 松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を 改正する条例の制定について 議案第80号 特別職の職員の給与及び費用弁償の支給に関する条例の一部を 改正する条例の制定について 議案第81号 松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制 定について 議案第82号 松戸市立図書館設置条例の一部を改正する条例の制定について 議案第83号 松戸市文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について 議案第84号 松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例 の一部を改正する条例の制定について 議案第85号 松戸市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定につ いて 議案第86号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第87号 松戸市健康増進センター条例の一部を改正する条例の制定につ いて 議案第88号 松戸市休日土曜日夜間歯科診療所条例の一部を改正する条例の 制定について 議案第89号 松戸市シティホテル誘致条例の制定について 議案第90号 松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 議案第91号 国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条 例の一部を改正する条例の制定について 議案第92号 病院及び医院使用料手数料条例の一部を改正する条例の制定に ついて 議案第93号 国保松戸市立病院附属看護専門学校生徒修学資金貸付条例の一 部を改正する条例の制定について 議案第94号 字の区域及び名称の変更について(北小金駅北口地区)1.会議に付した事件 市政に関する一般質問 議案第66号 平成4年度松戸市一般会計予算 議案第67号 平成4年度松戸市国民健康保険特別会計予算 議案第68号 平成4年度松戸市松戸競輪特別会計予算 議案第69号 平成4年度松戸市下水道事業特別会計予算 議案第70号 平成4年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第71号 平成4年度松戸市老人保健事業特別会計予算 議案第72号 平成4年度松戸市駐車場事業特別会計予算 議案第73号 平成4年度松戸市水道事業会計予算 議案第74号 平成4年度松戸市病院事業会計予算 議案第75号 平成4年度松戸市土地区画整理事業会計予算 議案第76号 松戸市行政組織条例の一部を改正する条例の制定について 議案第77号 松戸市役所支所設置条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第78号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について 議案第79号 松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第80号 特別職の職員の給与及び費用弁償の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第81号 松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について 議案第82号 松戸市立図書館設置条例の一部を改正する条例の制定について 議案第83号 松戸市文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について 議案第84号 松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 議案第85号 松戸市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について 議案第86号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第87号 松戸市健康増進センター条例の一部を改正する条例の制定について 議案第88号 松戸市休日土曜日夜間歯科診療所条例の一部を改正する条例の制定について 議案第89号 松戸市シティホテル誘致条例の制定について 議案第90号 松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 議案第91号 国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第92号 病院及び医院使用料手数料条例の一部を改正する条例の制定について 議案第93号 国保松戸市立病院附属看護専門学校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について 議案第94号 字の区域及び名称の変更について(北小金駅北口地区) 議案第95号 松戸市職員の育児休業等に関する条例の制定について 議案第96号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第97号 松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第98号 契約の締結について(21世紀の森と広場横断園路築造工事) 議案第99号 契約の締結について(都市小河川国分川分水路本川水路その2工事) △開議   午前10時0分開議 ○議長(高橋義雄君) ただいまから平成4年松戸市議会3月定例会5日目の会議を開きます。 これより議事に入ります。 本日の議事については、お手元に配付いたしました日程表によって進めたいと存じますので、御了承願います。 △市政に関する一般質問(続) ○議長(高橋義雄君) 日程第1、市政に関する一般質問を行います。 前日に引き続き、会派を代表する諸君の発言を許します。 平成クラブ菊池治生君。          〔菊池治生君登壇〕 ◆20番(菊池治生君) 皆さん、おはようございます。平成クラブを代表いたしまして、菊池治生でございますが、21世紀を目前にした平成4年度松戸市議会の当初に当たりまして、平成クラブを代表して逐次質問をいたすわけでございますが、思えば、ここ数年の出来事は、過去数十年に匹敵する世界的な激動の年でありました。東西ドイツのベルリンの壁が戦後40年ぶりに音と立てて取り壊され、旧ソ連邦は、ペレストロイカに始まって、ついには崩壊するという古い社会主義体制の終えん、また、イラクにおいては、イラクのサダム・フセインにより勃発された湾岸戦争に見られる過激な民族主義の台頭、それに対立抗争、また、地域紛争は後を断ちません。いまだにアゼルバイジャンや、近くは東南アジア地域のカンボジアの内戦、旧ビルマ、現ミャンマーにおける人権抑圧に見られるような世界的な混乱の中で多くの民衆が苦しんでおり、さらに、世界的不景気の波が押し寄せ、我が国におきましてもバブル経済の破裂に始まる経済不況の中で、地方財政的見地から見ても決して富裕団体とは言えない、いわばボーダーライン的立場の本市において、宮間市長は、松戸市政かじ取り役として、市政の健全なる発展に向け懸命に努力と工夫を傾注されていることに、平成クラブを代表して深く敬意を表しつつ質問に入らせていただきます。 まず、市民福祉でございます。市民福祉のための福祉手当の引き上げが図られておりますが、高齢者に対してお小遣いの支給のあり方の具体策を考えてしかるべきと思うがどうかということでございますが、福祉政策については、宮間市長は、常に、一たん取り組んだ施策は後退させることはできないとの方針は理解できるところであります。しかしながら、本当の市民福祉とは何であるのか。ますます進展する高齢化社会に対応していくには、限りある財源を考えますと、その補助金等含めて、常に見直しも必要であるのではないかと考えております。今回は、具体的に敬老お小遣いについてお伺いをいたします。 昭和60年度予算では、対象者1万6,150人、1億1,305万円で、本年度は対象者が2万3,200人、1億6,240万円となっておりますが、この支給について、そのものを否定するものではありませんけれども、支給年齢、それにまた、富者、貧者を問わず、対象者すべてに7,000円というラインの金額が支給されることについては、いささか疑問を持つ人もあるわけであります。高齢化社会に向けて、心の通う真の老人福祉施策はどうあるべきか、そういった点も含めて、また、今後どう取り組んでいくのか、この点についてお伺いをいたすわけであります。 次に、町会や自治会活動は、市民福祉の増進や地域住民のコミュニケーションの母体であります。活躍の場であります。しかし、現実は、区画整理地域外においては、新しい集会所の建設が思うに任せない実情にありますが、この解決にはどう取り組んでいくかということであります。 ことしの8月から借地借家法が新しく施行されますが、これによりますと、今後は、いわゆる地主さんに土地の提供がしやすくなる、そういった形で、今後の地域社会の発展のためにも、市として行政の中で、あるいはいろいろな方策の中で、これは多角的立場から解決をしていただきたいという声が非常に顕著でございますので、これについては要望にとどめますけれども、ひとつ今後とも取り組みを改めてしていただきたい。そして、各町会や自治会に皆さんがその地域の物事を持ち込める、そして、相談できるような場所をつくることに、ひとつ心がけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、市内における福祉活動の推進力となるべき若い協力者の養成が急務であります。これは10代からの若人から育成しなければなりません。高等学校教育課程から取り組む必要があると思うがどうですか。その具体策を問うということに私はタイトルを設けました。 社会の急激な変化の一つとして、高齢化社会の到来があります。医療技術の進展により平成12年、つまり、西暦2000年には全国で65歳以上の高齢者が2,130万人、全国民の16.4%に達すると予測されておりますし、千葉県においても65歳以上の人口が88万人、大体山梨県の人口に相当するわけですが、それくらいの高齢化社会に達するわけであります。このような急速な高齢化社会の到来により、福祉の対象者は限られた人たちだけではなくて、市民だれもが福祉を必要とする時代へ変わってきつつあると思います。 一方において、核家族という言葉に見られますように、家族規模の縮小、また、家族の扶養機能の低下も顕著でありまして、都市化の進行により地域社会の連帯の意識が薄れ、相互扶助機能も衰退しつつあるように見えます。 このように市民の福祉を取り巻く環境が大きく変化する中で、福祉に対するニーズは今後ますます増加し、物的資源から心の援助、つまり、キュアからケア、介護へ、そして、生きがいや潤いなどの心の豊かな質の高い福祉を求めて、高度化、多様化の傾向にあると言えると思います。 このようにますます増大する福祉需要住民ニーズに対応できる質の高い福祉サービスを提供できるようにするため、これを担うことのできる豊かな人間性と専門的知識を身につけて、社会福祉の技術に熟達した人材を養成することが今後の市民福祉向上の最重要課題の一つとなってきたと言っても過言ではないと思うわけであります。 そこで、本格的な高齢社会の到来を目前に控え、今後急速に増大し、多様化、高度化する介護需要等に対処するために、専門的知識および技術を持って高齢者の福祉に関する相談に応じたり、助言や指導を行う、いわゆる社会福祉士と高齢者の日常生活の介護に直接従事するとともに、本人やその家族に介護方法の指導を行う介護福祉士の2つの制度が、昭和62年法律第30号によってこれが制度化されたわけであります。 そこで、現在全国では公立、私立を含めまして、計21校の高等学校福祉コースが設置されておりますけれども、本市のように人口46万人になんなんとする主要都市としても、真剣にこれについて取り組む必要があると思われますが、それについての対応策はいかがということでお伺いをいたしたいと思います。 次に、シルバーハウジングを含む市営住宅建設構想が、市内松戸新田地区等に考えられておりますが、建設の具体的見通しと完成時期、また、その入居について問うという、また、今後の全般的な市営住宅の建設の見通しと対策については、これは先般のお答えがございましたので、これについては了解いたしましたとともに、これは不足している市営住宅用地の問題がネックであるのは、常に市長が二言目には土地ということを、きのうも伺いましたけども、なお一層の努力をお願いいたしまして、要望にかえておきます。 次に、市民文化の問題でありますが、第4次総合5か年計画の終盤に向けて現在進められております21世紀の森の総合的管理体制はどうするのか、また、中央図書館等の積み残し問題についてはどうするか、また、これら建設事業費に向けられた起債の返還見通しはどうかという質問要項でございますけども、文化都市松戸を目指すにふさわしい計画行政の中で進められている21世紀の森と広場、郷土博物館文化会館建設完成は市民が待望し、また、市制50周年記念事業にふさわしい大型の事業であります。平成5年度には、いよいよ市民に順次使用されていくわけですが、そこで、私どもがお伺いをいたしましたのは、それぞれの施設の使用目的がいろいろと違ってまいります。そうしますと、どうしても管理体制というものは、縦割り行政に基づく管理体制になろうかと思うんですけども、利用者側の利便を考えますと、この管理体制をできれば一元化する方が望ましい。そして、市民の皆さんの使いやすい、使用しやすい施設としてもらいたいというのが私どもの考えでありますので、その点も、これは要望にとどめておきますけれども、ひとつこれはよろしくお願い申し上げたいと思います。 なお、後段の部分につきましては、さきの自由民主クラブの河上議員に対するお答えをもちまして了解いたしましたので、これは割愛をいたします。 起債の部分についても同様であります。 次に、教育・スポーツ振興の問題でありますが、実は、私が住んでおります常盤平地区五香幼稚園というのが、今年度から園児を募集しなくなりました。つまり、経営が成り立たなくなってきたということであります。そういう意味で、幼児教育に欠かせない私立幼稚園が苦境に立っておりますが、補助助成に関する具体策と今後の対応をどうするかということで私はお尋ねをしたいのでございますけれども、これは主たる所管庁が県でありますし、保育行政と違って、市が直接的にはタッチをせずに、ただ間接的に援助をしておるという当局からのお話を伺いましたので、これについては、今後とも、この幼児教育に欠かせない私立幼稚園について、特に幼稚園の閉園というようなことがないように、市としてできる範囲で、今後とも援助なり、あるいは補助行政を進めていただきたいと思いますので、これも要望にかえておきます。 次に、紙敷のスポーツ広場利用方法の具体的な扱いをどうするかということであります。この件につきましては、昨年の3月定例市議会代表質問で取り上げさせていただき、本年度開設に向けて予算も計上されており、感謝をいたすところであります。 そこで、具体的な開設に向けて、次の点をお伺いいたします。 1、取り扱い窓口はどういうふうにしていくのか。 また、2番目、利用対象者はどのように考えているのか。 3番目、開放日とその時間帯はどのように定めていくのか。 それから、施設の規模はどのようになるか。 この4点についてお答えをいただきたいと思います。 また、次の、運動公園陸上競技場の大改修があるわけですが、その工事期間と、その間の代替措置は、どこでスポーツの愛好者に対する要求にこたえていくかということをお伺いしたいと思うわけでありますが、平成6年に県民体育大会が松戸市で開催されるに当たりまして、平成4年度から運動公園陸上競技場の大幅な改修がされるということをせんだって宮間市長の方から説明をいただきましたが、この改修に当たりまして、どのような内容になるか。それから、また、その期間、改修に要する費用、それはどのぐらいを見込んでいるのか、そして、改修期間中の利用者の対応をどうするか、これらについてお答えをいただきたいと思うわけです。 それから、近年、学校教育の中で、全国的にいわゆるエイズ対策が真剣に取り上げられておりますが、今後の対応を問うということを質問の要旨に掲げました。 自分のことで恐縮ですが、私が昭和19年の4月に旧制の県立中学校に入学したのは、そのときは12歳です。そのとき、当時既に戦争の敗色濃厚だった戦況で、もう日本の空にはグラマンF6FやロッキードP38、あるいはボーイングB29がじゅうたん爆撃をしていた、そのようなときでさえも、私どもが入学した昭和19年の7月に、当時の県立病院の院長が、学校の講堂で性病の怖さを話したわけです。当時私たちは、あす生きるかどうか、食べるものもない、そういうときにさえ、しかも、私たちの当時の年齢から見ますと、性的成熟度は非常に低かったです。しかし、それでもいまだ私は、自分の耳の中に、スピロヘータだとか、サルバルサン 606号だとか、その他の言葉を鮮明に記憶しているわけです。当時は、まさに性病に対する国の考え方というのは、いわゆる富国強兵の時代でそういうふうにしたのかもしれませんけれども、あの大戦のときに、しかも、もう翌年は日本は終戦を迎える、そういうときでも性病予防に対する当時の学校当局の熱心さを今でも私は覚えており、それについては感謝をいたしておりますが、今や平和になるとともに国際交流が公私を問わずおびただしい人々の流出や流入があるわけです。今は、しかも、いろいろな意味で性的刺激も昔の比でありません。性に関する情報はまさにはんらんしているし、10年ほど前は、わずかエイズについても日本国内で3けたぐらいだろうと言われたのが、今や罹患者が数万人というふうに言われるぐらいになりました。この後天性免疫不全症候群の患者は、今後ともますます日本国内に蔓延をしていくのじゃないかという怖さがあるわけであります。もはや特異な病気ではなくなってきつつあります。 それにつきまして、実はせんだってお隣の柏市の柏市立豊四季中学では、この問題を紙芝居とかそういったものを使って、エイズとウイルスの関係、それから、科学的な知識とか、感染予防を可能にする判断力だとか、感染者への偏見や差別をなくすとか、そういったいろんなことから保健体育の中で授業として取り入れられております。この同校のエイズ学習というのは、保健じゃなくて、ホームルーム活動の中で行われているわけです。これが非常にまた子供たちには素直に受け入れられるというふうに私は聞いております。したがって、近くにエイズの人がいても普通につき合えるようにしたいとか、自分だけは大丈夫なんて思っていたけど、間違いだとわかったとか、あるいはエイズの学習というのは、地道な性教育の土台があってこそ可能だということがわかってきたとか、そういったふうに私たちの情報では聞いております。 さらにまた、高等学校では、京都の上京区の私立同志社女子高校では、これが保健体育の中でエイズに対する真剣な勉強が行われており、しかも、先生役は生徒がやるそうです。そして、エイズを引き起こすHIVとか、これはどういうものかとか、どんな経路で感染するかとか、症状は、治療方法はどうかとか、そういったふうに勉強をしているそうですけれども、私は、かつてインドだか、あちらの中東アジアに近い方で黒死病なんという病気が昔はやったことを聞いておりますけども、ぜひこういうことに関しましても、日本の国民の将来を担う子供たちにこういうことがあってはなりませんし、このエイズ対策についての教育を今後どういうふうに進められるか、お伺いをいたしたいと思うわけであります。 次に、治水対策についてお伺いをいたします。 施政方針の中で、坂川の清流復活のため、各浄化施設を始め親水公園の築造など積極的に取り組まれておりますことは、この時期、人間社会にとってかけがえのない水辺、すなわち、潤いと豊かさを取り戻すことでありますし、また、この施策の推進に深く敬意を表するものであります。 そこで、数点についてお伺いを申し上げたいと思いますが、坂川下流より流入する汚濁水の浄化対策を数年前より実施されておりますが、以前よりかなりきれいになり、今ではコイが川面に姿を見せるようにまでなったというふうに聞いております。しかし、一方、新坂川の汚濁状況は特に目立っておりますし、そこで、新坂川の当面の浄化対策について、考え方をお尋ねいたしたいと思います。 昨年の本市を襲いました台風によりまして、市内に大きな被害をもたらし、新坂川の未改修部分の土堤の一部崩壊が起こり、地元住民に不安を与えております。ついては、新坂川の新松戸から北千葉導水の合流点までの未改修部分完成見通しについてお伺いをいたしたいと思います。 さらに、国分川分水路と坂川合流部に築造される親水公園について、その概要をお伺いいたしたいと思います。 また、江戸川河川敷において、古ケ排水機場の流入水を浄化しておりますが、この浄化水を活用したせせらぎ水路親水公園の状況についてお伺いをいたしたいと思います。 質問の中には、事業主体が国や県にかかわるものもありますので、それでも住民にとっては重要なことでございますから、あえてお尋ねをするわけであります。よろしく御答弁をお願いいたしたいと思います。 次に、消防の問題でありますが、第4次総合5か年計画に基づきまして、市内に9番目の消防署として、大金平消防署が来年度中には完成するということでございますけども、市長さんの防災対策に向けての御努力に対しては、深く感謝を申し上げます。 さて、そこでお伺いいたしたいと思いますが、地元では一日も早い完成を千秋の思いで心待ちにしておりますが、開署に当たりまして、即運用に支障を来さないよう事前に準備室などを設置する考えはないかどうかをお伺いいたしたいと思います。 次に、ごみ対策でありますが、本市においては、今後も強力なごみ減量対策が必要と思います。その強化策についてお伺いをしたいと思います。また、最終処分場確保の見通しはどうか。 これは私どものテーマでございますが、このごみ問題が、最近、増大、多様化しているごみ対策について、本市の清掃行政は常に斬新なアイデアで再資源化の促進だとか、ごみ減量対策に取り組んでおられることは十分認識をしております。 さて、ここで、再生資源利用促進に関する法律、いわゆるリサイクル法が施行され、また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部が改正されまして、廃棄物関連2法整備がなされたと聞き及んでおりますが、この2法をもとにして、市においてより一層の強力なごみ減量対策が必要だと思います。市民に今後具体的にアピールするには、ごみ減量の強化策をどういうふうにしてさらにアピールしていくのかをお伺いいたしたいと思います。 また、一方、市民や事業所等の協力を得て、再資源化等の促進を図り、また、行政がそれぞれの処理施設において資源の選別をしたり、焼却をしたり、減量化を図ったとしても、どうしても最終処分場へ搬出されるごみの量は、今後相当量にふえていくものと思われます。本市は地域内に最終処分場もありませんし、他市他県の民間処分場にどうしても依存しているのが実情でありますが、特に他県の搬入についてはいろいろと問題が多いようであります。今後の最終処分場の見通しについて、大変難しいこともあると思いますが、お伺いをいたしたいと思う次第であります。 次に、下水道対策についてであります。 松戸幹線についての暫定的な対象地域はどこまでか、また、対象地域外についての対策はどうかという私どもの質問要項でありますが、この件につきましては、昨年も代表質問で宮間市長の答弁をいただいておるところであります。政治的な解決が必要との答弁もされておりますし、施政方針の中でも、暫定圧送方式の採用により、一日も早く江戸川幹線へ接続することができるよう、国や県に対して強力に要請してまいりますというふうにお答えをいただいておりますが、実は、きのうの千葉県議会において、自民党の本清県議会議員からの一般質問に対する答弁の中で、県当局が下水道問題について、「松戸幹線系統の汚水を江戸川幹線に流入させることについては、松戸市における北総鉄道の秋山、東松戸、松飛台の3つの新駅における市街地整備地域にかかわる松戸幹線系統の汚水は、国と協議を進めてきたが、江戸川幹線に流入させることで国の内諾を得られたので、現在ルート等の調整、検討を開始いたすところである」、こういうふうに答弁がされております。本市の担当部門の今までの努力を多とし、今後とも早期実現に向けて、さらにさらに努力を重ねていただきますように、これは要望としてとどめておきますが、よろしくお願いいたします。 次に、都市計画の中で、新松戸の東地区の開発整備については具体策はどうかということであります。 これにつきましては、この地区の開発については、新松戸駅西側地区と同時期の昭和46年に土地区画整理事業を施行すべき区域として、都市計画決定がなされたところでありますが、地元地権者の意向等もあって、諸般の事情から事業が延び延びになって施行されないまま今日に至っている経過があるわけですが、しかし、先般の議会において、特にこの地域のうちでも駅の東部駅前地区については、意向調査や地元説明会における権利者との協議によって、今後解決されなければならない問題がまだあるけれども、都市整備事業を行うことについては、どうやら権利者の協力が得られる見通しが出てきたという旨のお答えをいただいております。 申すまでもなく、この地域は本市の都市計画上からも、また、新松戸駅の至近距離に立地する条件からも、至急に公共施設の整備、改善を含めたまちづくりが必要とされる場所であります。 以上の観点から、次の点について質問をいたします。 市では、都市整備事業を推進するに当たり、当地区をどのような具体的な構想のもとに整備する方針か、また、地元地権者への説明と協力要請については、どのように進めていく考えかをお伺いいたしたいと思います。 それから、矢切地区の将来構想と松戸駅周辺の整備計画はどうなっているか、具体的構想を問うというのが、これもせんだっての自由民主クラブの河上議員に対するお答えをもって了解をいたします。 次に、交通対策でありますが、1つが、五香立体交差の工事着工見通しと、その完成見通しはどうかということでありますが、これは、私も現場をいつも通りますので見ておりますと、逐次仕事は進められておりますし、朝日生命と京葉銀行の建物の一部のところにも既に用地確保をされたようでありますが、この一部の撤去を含めて、今後どのように具体化するかということについては、市民は一日千秋の思いで待っておりますので、これをお伺いいたしたいと思います。 それから、2番目の、市立第二中学校のところから県道市川・松戸線の道路拡幅整備計画は現在どうなっているかということ、それから、もうおわかりのように、近い将来、金町の立体交差の完成があると見込まれますが、これの進捗状況はどうなっているか。直接これは市の事業じゃないと思いますけれども、知り得る範囲でお教えいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから、第3番目、都市計画道路3・3・7号線についてであります。この計画道路の沿線には、JR新松戸駅、松戸東警察署、消防訓練センター、さらには、平成5年にオープン予定の21世紀の森と広場公園、郷土博物館文化会館を通り、北総開発鉄道東松戸駅を結ぶ、本市の重要な幹線道路となっております。この3・3・7号線が全線開通すると、公共施設の利便性が高まるだけでなく、市内の交通混雑についても相当緩和されると期待をしているところであります。 そこで、次の点についてお尋ねをいたします。 3・3・7号線市内部分の全面開通の見通しおよび二ツ木、幸谷地区の土地区画整理との有機的関連はどうなるか、また、事業の具体的進捗をどうするのか、お伺いをいたします。 4点目、地下鉄11号線の松戸延伸の問題は現在どのようになっているか、また、関係各省庁への働きかけと開通見通しについて。これにつきましても、さきの市長からの答弁をもちまして了解いたしました。 次に、職業訓練センターについてお伺いいたします。 職業訓練センターの充実については、各業種ごとの要望に漏れなく対応できる体制にいっているか。もしいってなければ、今後どう具体的に対応する所存かということであります。 訓練センターの活用につきましては、幾ら立派な施設ができましても、それが完全に機能しなければ何もならないわけでありますが、業種によっては講習会や、あるいは研修会等で使用する場合、機材だとか機具、そういったものを持ち込まなければできないわけであります。また、こういった職種の方は、常に日曜日や土曜日休みというわけじゃなくて、まちまちであります。時間帯も夜間に仕事を終えて講習会等開催する場合はどうするか。名称のとおり、技術者、後継者の育成に重要な機能を持った施設だと思います。まだ完成をしてない施設でありますから、この点をお伺いいたしたいと思います。 次に、市制50周年記念事業でありますが、市制50周年記念事業についてのイベントに関する取り組みの具体化はどうなっているのか、また、その期間はいつまでを考えているのか。 この件については、先日の質問の答弁で了解いたしました。また、記念事業の開催期間については、これは先日幹事長会の中で触れられておりますので、通年であり、しかも大体四半期の前半にいろいろなイベントがあるように伺っておりますので、これをもって了解いたします。 次に、農業振興でありますけれども、保全する農地と宅地化する農地について、農業関係者はまだ相当数が動揺していると聞いておりますが、現況調査した結果での2つの区分の各面積はどうか、また、今後関係者に対してどのように助言し、指導していくのか。これにつきましても、昨日、一昨日にわたるお答えで了承いたしました。 最後に、駐車場対策でありますが、市内における市民の自動車保有台数は、バブル経済崩壊後も関係なくふえ続けているため違法駐車が後を絶たないが、その対策はどうするか、また、民有の空き地を利用する駐車場確保について、市としてはどういうふうに関与していくのか。 この件については、放置自動車を含めて関係機関との積極的な取り組みをお願いして、これは要望といたしますけれども、いずれにいたしましても、まだまだ車がふえております。非常にそういった意味ではいろんなネックがあると思いますが、どうかこの駐車場対策を含めて、いわゆる総合的な自動車対策も考えていただくようにお願いをいたしまして、これは要望ということでとどめておきますので、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、平成クラブを代表いたしました質問はこれをもって終わります。ありがとうございました。(拍手)          〔市長宮間満寿雄君登壇〕 ◎市長(宮間満寿雄君) ただいまの御質問にお答えを申し上げたいと存じます。 まず、第1点の市民福祉の中で、敬老お小遣いについての御質問でございました。伺っておりますと、敬老お小遣いの見直しをすべきではないのかというふうな意味に私は伺ったわけでございますが、実は、この敬老お小遣い条例につきましては、松本市長の時代につくられたわけでございますが、発足の当初については、年齢によって金額に差異を設けておりました。それが、その後の推移によりまして、現在は一律支給になっているわけであります。 このお小遣いの支給について、いろいろな反応がございます。例えて申しますと、我々はこれまでしていただくのは申しわけない、返還をいたしたいという人もございます。あるいはせっかくいただくものであるから有効に使いたい、本当にありがたいことだという人もあります。例えば、老人クラブ等の旅行等がございますけれども、そういった際に、このお小遣いが役に立つというふうな御意見の方もございます。いろいろと意見はあるわけでございますが、また、議会におきましても、この敬老お小遣いについては、過去においても、もうこれはやめた方がいいんじゃないか、そして、むしろ他のいろんな福祉施設の拡充整備であるとか、ケース・バイ・ケースに基づいた福祉の助成に充てるべきではないか、それを充実強化すべきではないか、こういうふうな意見もこの本会議において出されております。したがって、さまざまな意見があるわけでございますけれども、行政の立場から申しますと、一たん始めた政策を変更するということは大変難しいことがあることについては、御案内のとおりでございますが、しかし、私自身は、今現在は、見直しをすべき時期に来ているなという感じを、実は深くしているわけでございます。いつ、どういう形でするかという点は、今明言をいたしかねますけれども、とにかく、仮に1人当たり7,000円といたしましても、65歳以上の高齢者の方が毎年ふえるわけでございますから、毎年毎年この予算は金額が同じであっても、支給額が同じであってもふえるわけでありまして、その辺のことも十分踏まえながら対応していきたいというふうに思っております。 次に、市民文化についての21世紀の森と広場の総合管理体制については、要望でしたね。 ◆20番(菊池治生君) そうです。 ◎市長(宮間満寿雄君) (続)次に、治水対策の関係でございますけれども、この点について、いわゆる坂川の浄化対策につきましては、昨日でしたか、一昨日でございましたか、土木部長からどなたかの御質問に対しまして、現在進めておりまする浄化施設の進捗状況ならびに平成4年度予算において計上しておりまする浄化施設の関係等については答弁がなされておりますから、その辺はひとつ省略をさせていただきたいと思います。 そのほかについて私が申し上げたいと思いますのは、実は、北松戸駅の近くにありまする国鉄清算事業団の所有しておりまする貨物ホーム跡地につきまして、県ならびに市ならびに住宅公団と交渉中でありますが、その交渉の過程において、浄化施設をつくってもらいたいという要請をいたしております。これはかなり大きな規模になると思いますが、恐らく平成4年度に予算づけの見通しがつくのではないか、まだ予算が成立いたしておりませんから何とも言えませんけれども、まずは大丈夫だな、遅くも4年度につかなくても5年度にはつく、そういうふうな見通しを持っておるわけでございますが、大変これは大きな浄化施設でありまして、今まで松戸市でつくってまいりました浄化施設は、いわゆる坂川に流入する松戸市管理の河川についての浄化施設でありますが、今度は県管理の河川である坂川に県が浄化施設を設置するということでございまして、今までとは異なっているわけでございますが、そういうことが可能になってまいるものと思っております。 それから、国分川分水路の沿線の親水公園の問題についての御質問がございましたが、これについては平成4年度予算にも計上されているわけでございますが、平成4年度中に用地の取得ならびに地盤整備を行いたいというふうに思っておりまして、どういうふうな公園にするか、あるいは公園の設計等につきましては、その後の段階になると思いますので、御了承をいただきたいというふうに思います。 次に、江戸川の関係についてのせせらぎ水路というふうなことでお話がございましたが、多分これは建設省が行おうとしておりまする流水保全整備事業だというふうに思います。これは、今、江戸川の河川敷にというか、高水敷と言った方がいいですね、江戸川の高水敷に建設省が既に、今まで市が借りておりましたグラウンド用地の一角に浄化施設をつくっております。これはさらに広がるというふうに私は思うわけでありますが、ここから坂川等から入ってくる汚れた水を浄化をして、国府台下の方まで水路で江戸川に落とさずに持っていこうという事業計画であります。いろんな理由があると思いますが、それはまず、坂川の汚れた水を、あそこは六間川が主流になりますけれども、それらの水を江戸川に直接落とさないということが一つあります。それから、さらに、その水を浄化いたしまして、いわゆる高水敷に水路をもって今申しましたように国府台下の方まで持っていくわけでありますが、それによりまして、市民に対しまして、憩いの場と申しましょうか、楽しむ場と申しましょうか、そういうようなことに役立てたいということもあると思います。 流水保全水路そのものにはまだ着工してないわけであります。と申しますのは、赤圦樋門の周辺については、いわゆる高水敷がないわけであります。高水敷がないものですから、水路がその区間についてはできないという、そういう問題があるのではないかというふうに思います。したがって、これらの問題については、今建設省の研究課題になっております。 いずれにしても、この事業については有意義な事業でございますが、建設省が直接施工する事業でございますから、今後とも建設省の取り組みの姿勢等について、十分我々も関心を持って対処していきたいというふうに思っております。 それから、新松戸-大金平間の新坂川の護岸工事についての御質問がございました。新松戸駅前につきましては、災害復旧事業によりまして護岸工事ができ上がっておりますが、これをさらに北千葉導水路の接続点まで護岸工事をしていくべきだということについては、まさに同感なんでありますが、したがいまして、地元県会議員全員の御協力をいただきまして、その署名も得まして、千葉県知事に対しまして、この護岸工事を継続して、県単独事業として実施していただくように要請をいたしております。 なぜ県単独事業というふうな要請の仕方をしたかといいますと、新坂川については、まだ護岸工事が公共事業で行う部分について完成をされておりません。したがいまして、県は、恐らく公共事業の予算の投入については、公共事業の対象区間に重点を置くだろう、そう思います。例えて申しますと、北部小学校周辺の登校橋のかけかえを含む新坂川の拡幅工事等があります。そういうものが終わっておりませんから、まずそういったようなところについては公共事業で充ててもらう、そして、御質問のございました区間については県単独事業でひとつやってもらいたい、こういう要請になるわけでございます。 今後とも引き続き県に対して要請をしていくわけでございますけれども、決定権が松戸市にございませんので、その辺はひとつ御理解をいただきたいと存じます。 残余の関係につきましては、それぞれ担当部長の方からお答え申し上げます。          〔教育長庄司正君登壇〕 ◎教育長(庄司正君) 1番の3)の福祉教育の必要性ということにお答え申し上げたいと思います。 特に高等学校に焦点を絞っての御質問のようでございましたけれども、私どもこの福祉教育につきましては、法的な根拠、あるいは県の取り組み、市の取り組み、そしてまた、私ども教育委員会としては、21世紀に向かって教育の長期構想を立てているところでございます。その中で3本の柱、1つが健康・スポーツ、2番目が芸術・文化、3番目に福祉ボランティアということで取り組んできているわけでございますが、そういう中で、特に毎年松戸市の教育重点施策を打ち立てまして取り組んでいるわけでございます。特にこれは小・中・高を通じまして、各項目ごとに具体的なものを上げて取り組んで現在まで来ております。 一、二その例を挙げますと、特に中学校では、毎年行っておる生徒活動発表会、これに毎年福祉教育の実態が生徒会の中で発表されております。それから、特に最近では中学校のボランティアクラブが年々増加しつつあることは注目したい。それから、そういう中で、例えば、ユニセフの募金活動だとか、あるいはJRC活動であるとか、そういうような活動を通じながら取り組んでおります。本年あたりは、そういう成果から、学校の団体と個人等でライトブルー賞をちょうだいいたしまして、過日、市長さんの方からも特に記念品等をいただいたわけでございますが、そのように、年々中学校の段階では、この福祉教育について教科の中で、あるいはクラブ等々の中で取り組んでいるわけでございます。 そこで、高等学校につきましては、これは55年からボランティア同好会というものができて、特に施設の訪問だとか、あるいはJRCの募金活動とか、こういう中で特に生徒会を中心にした活動を展開しているわけでございます。特に最近では福祉推進校というようなことで、福祉協議会の方から和名ケ谷中学校と常盤平二小がそれぞれ指定を受けまして、現在具体的に取り組んでおります。 そこで、今後は、この2校を中心にしまして、さらにさらに充実を図っていきたいというふうに思っております。 なお、今出ました高等学校の問題でございますけれども、普通課程の中で特色ある学校というようなことで、今まで体育科であるとか、あるいは国際科であるとか、そういうようなことで、学校側とともに検討を進めてまいったわけですが、昨年、学校長ともいろいろ話しまして、今後、今出ました福祉であるとか、あるいは情報科であるとか、こういう面を学校としてできないかというようなことで、現在、学校の方もこれについては検討を加えておるわけですが、今高等学校の生徒数が減少しております。そういう中で、全県的に見ますと、本年あたりは普通課程の高校が大分学級が、10学級のところが8学級とか、8学級のところが7学級というように減っておりますので、ところが、松戸の場合は、この辺ではただ1校、10学級そのままで進めているわけでございますが、本年あたりの志願者の状況を見ますと、定員が幾らか伸びましたけれども、ほとんどぎりぎりの状態、恐らく今後定員を割るようなことが出てくるんじゃないか。そういう中で、学校としては、学級減の折に、ぜひこれはそのような科をつくっていきたいというような意向も寄せられております。したがって、今後、この点については大いに検討を加えて、御質問の趣旨を活かしてまいりたいというふうに考えております。 次に、3番の教育の4)エイズの対策について申し上げたいと思います。 大変議員さんから貴重な御意見等ちょうだいいたしまして、私も終戦直後、このような教育をやり、学校に行った時点でいろいろと当時の社会情勢の中で、大変そういう性的な面がはんらんするであろうというようなことから、私は高学年をやっておりましたので、親とか、そういう点で指導したことも今でも覚えておりますが、いずれにしても、最近、このエイズの情報等テレビ、新聞等で大変報道されて国民の関心が一段と高まっておる、そういう中で、これに対して適切に取り組んでいくということが極めて大事ではないかというふうに思うわけでございます。 そこで、現在まで文部省の方は、これについて62年に教師向けのエイズの手引を発行しております。それから、千葉県では63年にB型肝炎とともにエイズのことについてのパンフレットを、これも教師向けでございますが、出しております。それから、さらに63年には、先ほど出ました性教育の指導という関連において、性教育の実践の手引というものも出しておるわけです。 いずれにしても、これらは皆教師向けのものでございまして、まず教師がよく理解をして、それから後は発達段階に応じて子供たちにというような視点であるわけでございます。特に文部省では、本年の秋ごろに、高校生を対象にしてエイズのパンフレットを発行するというようなことも言われております。 そういう点で、このエイズの指導については大変慎重を要することは事実でございますが、といって傍観することもできない内容でもあるわけでございますので、私どもとしては、特にこれからこの問題については、校長会あるいは保健主事だとか、学校の養護教員とか、こういう研修を重ねると同時に、学校医あるいは医師会等々との関連を持ちながら、研修と同時に具体的に発達段階に応じた指導に取り組んでまいりたいというふうに考えております。大変難しい問題でございますので、またその都度御指摘、御指導いただければ幸いだというふうに思っております。          〔社会教育部長上原寛君登壇〕 ◎社会教育部長(上原寛君) 御質問の3点目、教育・スポーツ振興について、そのうち2)紙敷のスポーツ広場利用方法の具体的な扱いをどうするかという御質問にお答え申し上げます。  このスポーツ広場は、紙敷地先の千葉県水道局松戸給水所貯水池の上と申しますか、屋上に約9,000平米の自然芝で覆われた場所でございます。 質問は4項目ありましたが、取り扱いの窓口は社会教育部スポーツ課で取り扱いたいと存じます。 利用対象者ですが、少年野球などを中心に利用に供したいと存じます。 開放日、時間帯につきましては、他の会場と同じように、午前9時から午後5時。夏場につきましては、日の長いときは若干検討したいと思いますが、通年開放したいと存じます。 面積は、先ほども申し上げましたけれども、9,000平米、約2,700坪ありまして、少年野球の場合には4面が確保できます。これらを中心にさまざまな利用に供したいと存じます。 次は、3)の運動公園陸上競技場の大改修についてでございますが、昭和51年11月、運動公園内に陸上競技場が設置されてから約15年、15年ぶりの大改造をさせていただきますが、実は、平成6年、千葉県民体育大会をメイン会場として行事を迎えることになりました。この千葉県民体育大会と申しますのは、平成元年から千葉県を東西南北、そして中央と5つの地区に分けて持ち回りとなりました。皮切りは平成元年に船橋市が既に実施済みですが、西地区の松戸はちょうど6年目にこの当番ということになります。 工事期間ですけれど、平成4年から平成6年の11月予定の大会までに継続費でお願いをしたいと存じます。 費用の額は、全くの概算ですが、7億と見込んでおります。 そして、主な改正の点ですが、現7コースを8コース、そして、公認のトラックにしたいと思います。 土壌の関係は、全天候型土壌にしたいと存じます。 そして、その間の利用者はどうなるかということですが、その手当てにつきましては、小学校、中学校、高等学校の記録会につきましては、これは近隣の市、特にもう以来済みですけども、市川市に協力をいただいて記録をとりたいと思います。その他の一般的な大会につきましては、市内の河川敷や各施設のやりくりで対応しないとなりませんので、そういったことで対応させていただきたいと存じます。          〔消防局長川越昭義君登壇〕 ◎消防局長(川越昭義君) 御質問の第5点目、大金平消防署の関係につきましては、御指摘のとおり、総体的に事前の調整が必要でございますので、あらかじめ準備室を設置いたしまして、移行しやすい形で対処してまいりたい、このように考えております。          〔清掃部長宇田川正君登壇〕 ◎清掃部長(宇田川正君) 6点目のごみ対策についてお答えを申し上げます。 まず、ごみ減量の強化策というお話でございますけれども、冒頭御指摘がございましたリサイクル2法でございますが、この規制内容につきましては、各方面でいろいろと問題があるというふうに言われておりますけれども、私どもといたしましては、とにもかくにも、この深刻化をいたしておりますごみの問題につきまして、国民すべてがそれぞれの立場で考え、また、行動する、こういったものになっております。将来に向かってのリサイクル社会を建設するということを目指しての法律でございますので、現在松戸市におきましては、廃棄物処理法に基づきます条例がございます。この条例を今回の法律改正に準じまして改正をしていく、この準備を現在進めているところでございます。 なお、施行令等法体系の整備は、この夏に全部が施行されるということでございますので、これに合わせまして、現在その体制の整備を準備しているところでございます。 さて、御質問のごみの減量策でございますけれども、御案内のように、平成2年の4月にごみを減らす課を設置いたしました。以来、いろいろとごみの減量化策を展開してまいったところでございますけれども、この結果としてのごみ量の増加率の推移を見てみますと、対前年比で平成元年度が6.14%でございました。大体その前までの年については、同じように5%ないし6%で推移をしておったわけでございますけれども、平成2年度につきましては、おかげさまで1.67%という増加率になりました。さらに現年度、平成3年度の現在での年度末の見込みでございますけれども、これも約1%台、1.4~1.5%におさまるのではないか、こういった予測をいたしております。 このことにつきましては、もちろん現在の経済の動向、あるいはマスコミを始めといたします社会全体のごみに対する危機感、こういったもののあらわれが影響しているというふうには思いますけれども、私どもとしては、平成2年以来、ごみを減らす課を中心に強くアピールをしてまいったわけでございます。この成果が少なからずあらわれてきている、こういったふうに考えております。 したがいまして、今後もこの実績を踏まえまして、ごみの減量化策を講じてまいりたい。そして、来年度以降、ごみの減量の行動計画、アクションプランというものをつくりたい。来年度、その素案をぜひ取りまとめたいというふうに思っております。この素案につきまして、市民の各界各層に諮りまして、ぜひ成案を見たいというふうに思っております。これに基づいた実効性のあるごみの減量化策を今後展開をしてまいりたい。そして、市民と行政と事業者が三位一体となりまして計画的に、また、体系的にごみの減量運動を一層展開をしてまいりたい、このように思っております。 それから、後段の、最終処分場の見通しという御質問をいただいたわけでございますけれども、この実態につきましては、過去何度となくこの議場でお話、御報告を申し上げさせていただいているところでございます。まさにまことに厳しい状況にあるわけでございます。 現状でございますけれども、これも御案内かと思いますが、現在、市外の銚子市、あるいは県外の敦賀、能代、この3市に存在しますところの民間最終処分場に委託をして、いわゆる不燃ごみ、あるいは焼却残灰を搬出している実態にございます。そして、当面、明平成4年度についてでございますけれども、この見通しでありますが、ただいま申し上げました処分先の業者、あるいは自治体との事前協議を鋭意行ってまいりました。その中で何とか来年度現状維持の中でいけそうな感触を得ております。 今後の対応でありますけれども、まず第1に、当面、現在お願いをしている最終処分場の業者、あるいは地元の自治体があるわけでございますが、これらと友好的な関係を極力保つようにいたしまして、何とか現状維持を図りたい。一方、民間新規の最終処分場も全国にあるわけでございますが、これらについてのルートの開拓、こういったものにも努力をしなければならないというふうに思っております。 また、長期的な展望でございますけれども、市外に直営の最終処分場を私どもつくった経験があるわけですが、やはりこの直営最終処分場の確保ということも一方の努力として考えていかなければならないというふうに思っております。さらには、市長がよく申しております広域的な最終処分という見地から、県営の最終処分場の確保、これを強く千葉県に対しまして、粘り強く要請をしてまいりたいというふうに考えております。 最近の県の動向でございますけれども、最終処分場に困窮している自治体というのが、松戸市を始めかなり県内にあるわけで、11市2町が集まりまして、担当部課長会議と申しますか、広域最終処分場対策協議会、こういった呼称の会議を近々発足をさせたい、県の方でそういった話がございます。今回は県も大分力を入れているようでございまして、事務局として県がなる、そして、構成員としても千葉県の生活環境課が入って、さらに市長会とか町村会にも加入をしてもらう、こういったお願いを現在しておる。新年度早々、4月には第1回の会議を開きたいというようなお話でございます。 お話ありましたように、この最終処分場の問題につきましては、一朝一夕に解決できない難しい問題でありますけれども、今回せっかく協議会ができたわけでございます。この中から何か漸進的で実現性のある案が出てくればということで、私どもといたしましても期待を寄せているところでございます。 それから、最終処分場確保の努力とともに、埋め立てをする不燃ごみそのものについての資源化、こういう観点からも考えなければならないというふうに現在私ども考えておりまして、今回その一方策として、不燃ごみの中で高分子系のごみがあるわけでございます。この高分子系のごみを選別、そして破砕をいたしまして、固形燃料化を行いたい。そして、少しでも最終処分場への負荷の軽減を図ってまいりたい。こういった側面での努力もしていかなければならないというふうに考えております。 いずれにいたしましても、この最終処分場の確保の問題につきましては、極めて深刻で、そして、不安定な要素を大変含んでおるわけでございます。一刻も早くこの問題の打開策を見出すべく、せっかく努力を継続してまいりたい、このように思っておるわけでございますけれども、議員の先生方におかれましても、今後何かと御指導、御教示いただければ幸いでございます。          〔建設局都市整備部長野崎吉美君登壇〕 ◎建設局都市整備部長(野崎吉美君) 質問事項8の都市計画についてのうち、1)新松戸東地区の開発整備については具体策をどうするかということについてお答え申し上げます。 当地区の開発につきましては、昨年、意向確認調査と説明会を実施いたしておりますが、その中で地権者の方々の開発に対する意識が、かなり従来より高まってきているというふうに受けとめております。 したがいまして、今後の具体策ということでございますけれども、まず、市において開発に関する基礎的な調査を実施したいというふうに考えております。この調査によりまして、整備課題あるいは問題点というようなものを整理いたしまして、これらを材料にいたしまして、基本計画を作成いたしたいというふうに考えております。この基本計画の策定に当たりましては、この地域の環境とかいろいろな立地条件を活かせるコンセプトをもって臨みたいというふうに考えております。そうしまして、それらの基本構想ができましたら、これをたたき台といたしまして、地元の地権者と協議を行っていきたいというふうに考えております。 それから、また、これに合わせまして、この地区大体28ヘクタールぐらいございますが、現況測量を平成4年度実施していきたいというふうに考えております。          〔建設局都市計画部長池上嘉一君登壇〕 ◎建設局都市計画部長(池上嘉一君) 9番目の交通対策について、1)から3)までお答えします。 まず、1)の五香立体交差の関係でございますけれども、まず、用地買収の進捗状況ですが、平成4年2月末現在、6,113.18平米を確保しております。買収の予定面積が8,598.20平米でございますから、進捗率は71.1%となっています。 工事着工と完成の見通しについては、県の説明によれば、平成4年度に道路の詳細設計を実施し、平成5年度より工事に着手し、平成7年度完成、こういう予定をしているところであります。 御質問の京葉銀行については、たびたび折衝した結果、平成4年度に建物を撤去する、こういう予定になっております。朝日生命については、解決の見通しが現在のところ立っておりません。今後も引き続き鋭意交渉をしていきたい、こういうふうに考えております。市としても、現在の交通状況から、立体交差の早期完成については、県に対し引き続き働きかけていきたいと考えています。 次に、2)の県道市川・松戸線についてお答えします。 御指摘の県道については、都市計画道路3・4・16号線葛飾橋・矢切線の一部であります。このたび、小山字浅間下、いわゆる二中前から三矢小台四丁目マルエツ前まで、延長771メートル、計画幅員16メートルでありますが、この区間を県の都市計画事業として平成3年9月5日に建設大臣の認可を受けております。そこで、10月1日から3日にかけて地元説明会を開催し、その後、境界立会い、用地測量および道路詳細設計を実施しております。平成4年度からは、これに基づいて用地買収に入る予定であります。 工事着手については、平成4年度以降の用地買収の進捗状況により進めていくことになりますが、県の現在の計画では、平成6年度から工事に着手し、平成9年度完成を予定しているところでございます。 次に、御質問のありました金町立体交差の進捗状況でございますが、平成4年3月現在、進捗率はおおむね70%となっております。建設省首都国道工事事務所の予定によれば、平成4年度早々に立体部4車線のうち、とりあえず2車線で暫定的に供用開始をし、平成5年4月にさらに2車線を整備して4車線で供用開始したい、こういうふうに考えているようです。その後に現在の国道6号線である街路部分を整備し、平成6年4月には全体を完成したい、こういうふうに考えているようでございます。 次に、3)の都市計画道路3・3・7号線の市内部分の全面開通の見通し、二ツ木、幸谷地区の土地区画整理事業との有機的関連はどうかという御質問でございますが、御案内のように、都市計画道路3・3・7号線は、流山市境の横須賀字川向を起点として、21世紀の森と広場内を通り、八柱霊園西側を経て市川市境の紙敷字大山を終点とする、全長約9,030メートルでございます。お話にありましたように、本市の重要な都市計画道路でありますが、平成4年2月までの進捗状況は、完了部分が概成を含めまして延長約5,770メートル、63.9%でございます。現在事業中の区間が土地区画整理区域内を含めて2,102メートル、23.3%となっています。したがいまして、残り未施工区間は延長1,158メートル、12.8%となっております。今後も3・3・7号線の全面開通に向けて努力していくわけでございますが、施政方針で述べているように、用地確保に多大な経費を必要とすることから、かなりの年月を要すると思っておりますし、当面は、現在都市計画事業認可区間である河原塚ならびに幸谷、二ツ木地先を早期完成に努力をしなければならないと考えています。 次に、幸谷、二ツ木についてでありますが、この地域のほぼ中央部分の延長256メートルについては、土地区画整理事業として実施し、その前後の取りつけである幸谷地先延長193メートル、二ツ木地先延長155メートル、合計で348メートルを街路事業として実施することにしています。街路事業については、平成4年1月31日に都市計画事業として認可を受けましたので、今年度、平成3年度から用地買収に既に入っているところでございます。御意見がありましたように、今後も土地区画整理事業とは十分調整を図りながら、この区間の早期開通に努力をしていきたいと考えています。 なお、参考までに申し上げますが、21年間と大変長い幸谷暫定を使用してきましたが、ここでようやく用地の確保ができましたので、平成4年度から本線の未整備区間、延長約180メートルについて工事に着手する予定となっています。          〔経済部長山田大吉君登壇〕 ◎経済部長(山田大吉君) 職業訓練センター関係につきまして御答弁を申し上げたいと思います。 御案内かと存じますけれども、この現在建設中の(仮称)職業訓練センターでございますが、平成5年4月オープンを目指しまして、現在建築を進めておるところでございまして、菊池議員お尋ねのソフト面につきまして、現在、商工会議所の各部会の代表から選出をされております方々、あるいは現在の訓練協会の代表の方々が一緒になった組織でございます雇用問題対策委員会が設けられてございます。この中に私どもも入りまして、完成後の運営についてどういうふうにしたらいいか、あるいは会員の組織の拡大についてどうすべきかということでいろいろ論議をしております。そこで、現在、この委員会等を通じまして、現在の訓練協会との提携、あるいは協会の改組に向けて定款の変更等をしませんと新しい会員の勧誘ができませんので、それらの事務につきまして、現在市として協会と会議所等につきまして、間に入りまして協議を進めておるところでございますけれども、いずれにいたしましても、訓練協会、会議所、それから、市も入りまして、開設準備委員会と申しましょうか、そのような委員会をつくりまして、具体策について進めていこう、こういうことになっております。 そこで、御心配なさっております、活用の面におきまして支障があっては機能いたしませんので、この建築に入ります前に、いろいろと関係者と協議をしたわけでございますけれども、建物といたしまして、延べ面積で1,029平米ばかりございますけれども、1階部分におきます教室、あるいはOA教室、教室は42平米、OA教室といたしまして一応82平米を予定しております。それから、事務室も41平米ほど設けますが、実技棟といたしまして、1階部分に201平米ほど設ける予定になっておりますが、それから、2階におきましては、多目的ホールといたしまして200人程度収容できます214平米ほどの多目的ホールがございます。これらをどういうふうに区分していこうかということの中で、余りまだ会員の拡大もはっきりしておりませんし、どういうカリキュラムで授業を進めていくか、運営をしていくかということもまだ決まっておりませんので、余り細かく施設をつくっても後で支障を来すであろうということから、先ほど申し上げました雇用問題対策委員会の方々等の御意見も入れまして、いろいろな業種の方々がお入りになっても支障がない範囲の、考えられる範囲でとりあえず設置をしておこう、こういうことで現在進めておるところでございます。 したがいまして、機材あるいは器具等を持ち込みまして、教室を開く場合におきましても、支障のないように現在進めておるわけでございますが、実技棟につきましては、トラックが直接建物の中に搬入できるというようなことも考えておりまして、いずれにいたしましても、会議所、あるいは現在協会がございますから、その方々と綿密な打ち合わせをしながら、開設に向けて準備を進めてまいりたい、かように考えております。 ○議長(高橋義雄君) これをもって一般質問を終結いたします。 △議案の上程 ○議長(高橋義雄君) 次に、日程第2、議案第66号から第75号までの10件を一括して議題といたします。--------------------------------------- 議案第66号 平成4年度松戸市一般会計予算 議案第67号 平成4年度松戸市国民健康保険特別会計予算 議案第68号 平成4年度松戸市松戸競輪特別会計予算 議案第69号 平成4年度松戸市下水道事業特別会計予算 議案第70号 平成4年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第71号 平成4年度松戸市老人保健事業特別会計予算 議案第72号 平成4年度松戸市駐車場事業特別会計予算 議案第73号 平成4年度松戸市水道事業会計予算 議案第74号 平成4年度松戸市病院事業会計予算 議案第75号 平成4年度松戸市土地区画整理事業会計予算                              (続) △質疑応答 ○議長(高橋義雄君) これより上程議案に対する質疑に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 町山宏之君。          〔町山宏之君登壇〕 ◆32番(町山宏之君) 議案第66号、一般会計についての議案質疑をしたいと思います。 一般会計の公債費、起債、将来の展望についてちょっと聞きたいと思います。 平成3年度市債は一般会計で758億6,800万円、下水道会計で369億3,600万円、駐車場会計で17億6,000万円、水道会計で27億700万円、病院会計で62億6,700万円、計1,235億9,500万円であります。ことしは一般会計の起債が186億1,400万円、下水道会計の起債が67億5,700万円、病院会計の起債が58億3,800万円、計312億900万円であります。そのうち、ことしの公債費の元本の償還金は一般会計で43億4,800万円、下水道会計で4億7,400万円、駐車場会計で1億4,600万円、病院会計で5億5,400万円、水道会計で8,200万円、計56億800万円の償還をするということになっています。 平成4年度起債の合計は1,547億4,700万円から、ことしの償還元金56億800万円を引きますと、1,491億3,900万円になります。もしこれが金利率が7%といたしますと、年間約104億円の返還をしなくてはならない、返さなければならない。また、8%とすると120億円ぐらいの金利を払わなければならない。また、松戸市の人口46万人として、1人頭大体32万円の借金をしているという計算になります。 そこで、お尋ねいたします。一般会計事業でまだまだ起債をしなければならない事業、21世紀の森と広場事業、和名ケ谷の清掃工場、多々あると思います。これからの市債の将来展望についてお聞かせください。 また、議案66号の4款衛生費について、ページ数で言いますと219ページ、ごみの減量促進事業4,500万円についてお尋ねいたします。 松戸市はごみを減らす課を設け、全国でもいち早くごみ減量事業に着手し、市民にごみを意識させることについては大きな意義があったと思います。そして、ごみを減らす課を始め清掃部の職員皆さんの日ごろの努力により、ごみ減量に対して市民の皆さんも大いに関心を持ち始め、協力し始めたのも事実であり、よって、清掃部職員の皆さんには敬意を表しながら質問いたします。 今までのごみ減量促進事業といえばイベント的なものが多かったのでありますが、リサイクル等が進んでいくに当たり、新たな問題が多くなってきております。よって、今まで以上に一歩進んだ事業展開を考えるべきと思いますが、この4,500万円の予算内容と事業展開についてお尋ねいたします。 同じく議案第66号、10款教育費についてお尋ねいたします。ページ数から言いますと314ページ、中学校給食についてです。 ことし10億8,698万3,000円の予算が立てられ、これで12校が設置されることになりました。残り9校についての実施計画とその費用についてお尋ねいたします。 また、全校実施するに当たったときの中学校給食の費用は幾らぐらいかかるか、そのうち起債はどのぐらいかかるか、お尋ねいたします。 以上、よろしくお願いいたします。          〔財政部長中西務君登壇〕 ◎財政部長(中西務君) 公債費の将来展望ということで御質問いただいたわけでございますが、まず、公債費の関係の中で、最初にお話を申し上げなければならないのは、公債比率という、私どもが財政運営上一つの指数としてとらえているものがあるわけでございますので、それをまず申し上げさせていただきたいと思います。 これは標準財政規模を分母にするわけでございますが、分子にその年度の償還金額をいたしまして、それで何%になるか、これが財政運営上の一つの大きな目安ということでしているわけでございます。その標準財政規模をどういう計算でするかということでございますが、松戸市の実際の収入額を基礎とはいたしておりません。基準財政収入額、いわゆる地方交付税の中で算出されます基準財政収入額、これを全国の一定の比率と松戸市の動向をとらえた指数になるわけでございます。この基準財政収入額そのものは、松戸市の収入額に対して75%、基本的には市町村は75%を収入額としてとらえて、歳出は100%とらえた額で交付税の額の算出基礎となっております。この収入額を75%に押さえまして、これを75分の100%に置きかえたものが標準財政規模という数字になるわけでございます。その標準財政規模と、さらに松戸市の実際の収入額とを比較しますと、72%ぐらいにしか達しておりません。実際の収入額に対して72%ぐらい、こういうことで、標準財政規模そのものは実際の収入額より少ないわけでございまして、それを分母として分子をその年度の償還額という、こういう計算式で行うわけでございます。 この標準財政規模のとらえ方も、今申し上げました地方交付税の基準財政収入額の数字からくるわけでございます。一定の計算式に基づくものでございますので、この将来の推計のあり方によりまして公債比率は変わってまいります。それをどうとらえるか、こういうことになるわけでございます。 その前に、過去の公債比率を若干申し上げさせていただきたいと思いますが、第1次5か年計画の際に、平均の公債比率が12.1%でございました。第2次が15.5%、これが平均でございます。第3次が13.9%でございます。その第3次の中でも昭和59年度の場合に16.2%でございました。60年度に14.6%、61年度に13.3%、62年度に13.1%、63年度に12.1%、この平均が13.9%でございます。さらに、第4次5か年計画の元年度で公債比率が11.2%に下がっています。2年度が12.0%、3年度が11.4%になる見込みでございます。この3か年の平均が11.5%という数字で現在来ているわけでございます。 こういう状況で、59年から16%台から年々下がってきております。その下がっている理由につきましては、各年度の借入額、これを10年来から押さえてきております。一番大きかった年度と申しますのは、100億円から50年度にお借りしたことがありますが、それ以来、平均的には60億円から50億円、少ないときの元年度の場合は39億円台まで下がってきております。その下がってきているのに対しまして、分母である標準財政規模はどんどんふえてきているわけです。したがいまして、公債比率はかなり急な降下の状況で落ちてきている、こういう状況でございました。 今後の標準財政規模をどうとらえるかという問題、これは来年度の、あるいは数年先の市税をどう推計するかということは、私どもとしては非常に不可能な問題でございます。国税の収入でさえ推計の難しい時代でございます。経済情勢によって大きく変わるわけでございますが、しかしながら、財政運営をする上におきましても、国におきましても一定の計算式で計算をせざるを得ません。一定の計算式に当てはめるしかないというわけであります。 大蔵省等におきましても、国の予算審議の参考資料としまして、国会に提出しております財政の中期展望というのがございます。これは5年先を見越したものでございます。平成4年度におきましても、この1月に提出されているわけでございますが、平成7年度までの財政収支見通しを試算したものがございます。それによりますと、租税収入の推計におきまして、平成5年度、今年度は62兆5,040億円でございまして、1.2%の国税の伸びになっています。5年度におきましては65兆6,400億円で5.0%、5%の伸びを見ています。6年度は4.3%、平成7年度におきまして5.2%ということで、仮の数字を置いているわけでございまして、この計算式は、やはり世界とともに生きる日本という一つの国際経済上の推計をいたしまして、名目成長率を4.75%に置いたものでございます。この4.75%に対して、税収の過去の平均弾性値を1.1%としております。平成4年度の税制改正の影響等を勘案しまして、機械的に税収を推計せざるを得ない、こういうことで、国におきましても、将来の公債償還、そういうものにつきましての基礎としているわけでございます。それを5%台に置くか、6.5%ぐらいまでにいくであろうかという問題があるわけでございます。過去の標準財政規模の伸びというものは、税収の実際の伸びよりパーセンテージは大きいわけです。標準財政規模の中に、税ばかりではなく譲与税関係も入っているわけでございます。したがいまして、市税の一定の率だけで計算することは不可能でございますが、私どもとしては、5%から6.5%の範囲内で標準財政規模がふえるものであろう、こういうふうに見ておりますし、過去の国税の収入より松戸市の収入の伸長率というものは高かったわけでございます。そういうことから、高い位置で6.5%、低い位置で5%ぐらいの標準財政規模の伸びを設定せざるを得ない状況でございます。そうした状況でひとつ御判断をいただきたいと思います。 そうした標準財政規模を基礎にしまして、将来の借入額を想定する場合に、今回の5か年計画のものにつきましては、清掃工場あるいはその他の文化会館等の借り入れ等は全部見込んだ数字で推計しております。しかしながら、平成6年度から始まります第5次5か年計画についての事業規模というものは、まだ推計するわけにいきません。そういうことでございますので、それはある程度経常的な起債としての額は想定しなければならないわけでございますが、本会議で市長が御答弁申し上げておりますが、15%以内には下がるのは間違いない、この線でいくことは間違いない、こういうことで私どもも実は自信を持って臨んでいるわけでございます。 しかしながら、実際の市民1人当たりの額について非常に気になるところでございますが、これにつきまして申し上げますと、下水道でお話もありましたので、先に下水道を申し上げますと、松戸市の下水道の市民1人当たりの未償還額は8万1,390円、千葉市が10万1,601円、船橋市が8万3,860円、市川市が7万628円、柏市が11万1,097円、こういう状況でございます。これは平成3年度末の未償還に対するものでございます。平成4年度の、いわゆる公債費を下水道会計で払っているものを1人当たりで見ますと、松戸市が5,683円、千葉市が8,403円、船橋市が6,079円、市川市が5,651円、柏市が7,217円、こういう状況でございます。 それから、一般会計で見ますと、3年度末の未償還でございますが、松戸市が16万7,176円、千葉市が21万2,769円、船橋市が12万2,856円、市川市が13万7,149円、柏市が17万2,305円。市民1人当たりの平成4年度の公債費でございますが、松戸市が2万14円、千葉市が3万320円、船橋市が1万8,607円、市川市が1万7,005円、柏市が2万4,160円。 こういう現状からいたしましても、標準財政規模のとらえ方からしましても、15%未満でいくという展望をいたしております。御了承いただきたいと思います。          〔清掃部長宇田川正君登壇〕 ◎清掃部長(宇田川正君) ごみの問題につきましてお答えを申し上げたいと思います。 私ども平成4年度のごみ減量促進事業の予算化に当たりましては、ごみを減らす課を中心に、過去2年間の実績があるわけでございまして、この実績を踏まえまして、平成4年度以降も実効性のある事業の展開に邁進したい、こういった基本的な考え方で予算計上をさせていただいております。 具体的には、1点目として、事業系の一般廃棄物、ここにメスを入れなければならないということで、事業系の廃棄物の減量、あるいはリサイクル化の指導、ここら辺に重点を置いていきたいというふうに考えております。 それから、2点目としては、先ほど菊池議員にお話し申し上げましたように、やはりごみの減量化行動計画、こういったものを策定いたしまして、市民と企業と、そして、行政それぞれがそれぞれの立場で行うべきことを明示していきたいというふうに考えております。 3点目といたしましては、ごみ減量あるいは再資源化のモデル地区の設定をいたしまして、具体的な各地域におきましての減量、再資源化についての試行をしてまいりたいというふうに考えております。 平成4年度につきましては、この3点を主軸にいたしまして、従前の事業をさらに充実して予算化をしたものでございます。これによりまして、平成4年度につきまして、一層のごみの減量促進を図ってまいりたい、このように思っております。          〔学校教育部長長谷川貞司君登壇〕 ◎学校教育部長(長谷川貞司君) 中学校給食についてお答えいたします。 まず、中学校給食の今後の実施計画でございますが、これにつきましては、先日の藤井議員さんの御質問に対してお答え申し上げたところでございますが、残り9校につきましては、平成6年度と7年度の2年間での実施を目途に計画を進めたいと考えております。 なお、6年度と7年度の実施校につきましては、それぞれの学校の状況等を十分見極め、慎重に検討の上、なるべく早く決定いたしたいと思いますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 次に、残り9校の経費についてでございますけど、施設、設備合わせて総額34億5,368万4,000円を見込んでいるところでございます。また、21校分の経費といたしましては、総額67億5,081万8,000円を見込んでおります。そのうち起債は17億4,770万円を予定いたしております。 ○議長(高橋義雄君) これをもって質疑を終結いたします。 △予算審査特別委員会設置の動議 ◆1番(高橋忠君) 議長。 ○議長(高橋義雄君) 高橋忠君。 ◆1番(高橋忠君) この際、動議を提出いたします。 ただいま議題となっております議案第66号から第75号までの10件については、13人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されるよう動議を提出いたします。 何とぞ皆様の御賛同をお願いいたします。          〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) だいま高橋忠君から、議案第66号から第75号までの10件については、13人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって、本動議を直ちに議題といたします。 お諮りいたします。本動議のとおりに決することに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号から第75号までの10件については、13人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査されたいとの動議は可決されました。 △予算審査特別委員会委員の選任 ○議長(高橋義雄君) この際、お諮りいたします。ただいま設置されました予算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、    高橋 忠 君      小堀敦子 君    久保村 禮子 君    湯浅和子 君    村杉 勇 君      松井貞衞 君    中川英孝 君      池田 清 君    杉浦正八 君      小金谷隆男 君    関川和則 君      小沢暁民 君    並木幸雄 君 以上13人を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました13人の諸君を選任することに決定いたしました。 この際、お知らせいたします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の正副委員長互選のため、委員会条例第9条第1項の規定により、議長において予算審査特別委員会を直ちに第1会議室に招集いたします。 委員会開催のため、暫時休憩いたします。  午前11時55分休憩  午後1時0分開議 ○議長(高橋義雄君) 再開いたします。 休憩前に引き続き議事を進めます。 この際、お知らせいたします。先刻設置されました予算審査特別委員会より、委員長に並木幸雄君、副委員長に松井貞衞君を選任した旨の報告がありました。以上であります。 △議案の上程 ○議長(高橋義雄君) 次に、日程第3、議案第76号から第94号までの19件を一括して議題といたします。--------------------------------------- 議案第76号 松戸市行政組織条例の一部を改正する条例の制定について 議案第77号 松戸市役所支所設置条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第78号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について 議案第79号 松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第80号 特別職の職員の給与及び費用弁償の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第81号 松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について 議案第82号 松戸市立図書館設置条例の一部を改正する条例の制定について 議案第83号 松戸市文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について 議案第84号 松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 議案第85号 松戸市老人福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について 議案第86号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第87号 松戸市健康増進センター条例の一部を改正する条例の制定について 議案第88号 松戸市休日土曜日夜間歯科診療所条例の一部を改正する条例の制定について 議案第89号 松戸市シティホテル誘致条例の制定について 議案第90号 松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 議案第91号 国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第92号 病院及び医院使用料手数料条例の一部を改正する条例の制定について 議案第93号 国保松戸市立病院附属看護学院専門学校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について 議案第94号 字の区域及び名称の変更について(北小金駅北口地区)                                   (続) △質疑応答 ○議長(高橋義雄君) これより上程議案に対する質疑に入ります。 通告がありますので、順次発言を許します。 まず、町山宏之君。          〔町山宏之君登壇〕 ◆32番(町山宏之君) 議案89号について議案質疑をしたいと思います。 議案89号は松戸市シティホテル誘致条例の制定についてでございます。松戸市は、人口急増の解消、それから、その後に計画行政を行い、箱物行政という形でいろんな施設をつくってまいりました。都市整備という面ではまだまだおくれている面がございます。その点において、シティホテル的なものができ上がらなかったと思うんですけど、その点でこの誘致条例が出されたと思うんですけど、誘致条例をつくるに当たって、基本的な市長の考え方をお伺いいたします。本当は誘致条例よりもまちづくりの方が先ではないかなと私自身は感じるんですけど、市長の御見解を聞かせていただきたいと思います。          〔市長宮間満寿雄君登壇〕 ◎市長(宮間満寿雄君) ただいまの御質問にお答えを申し上げたいと存じます。 私が今回ホテル条例を提案をいたしましたのは、ホテルに対する市民の皆さん方の誘致要望が大変多いということであります。例えば工業界において、例えば市政協力委員会の会議等においても出ますし、そのほかのさまざまな会合において、ことしも私は正月にかけてかなり柏へ行ってきました。日本閣ですとかサンガーデンですとか随分行きました。そこに出席している方々からも、ホテル何とかならないんですかというような話を聞かれるわけです。求められると言った方がいいかもわかりません。そういうことの中で、やはりホテルの誘致をしなければいけないというふうに思っております。 人口40万を超えている都市におきまして、ホテルのないのが私の記憶では松戸と浦和だったんです。浦和はこの間選挙が終わりましたけれども、浦和の前の市長が全国市長会の役員をしておりまして、私も役員をしておりまして、時々会って話すんですが、お互いにホテルがなくて困ったなという話をしました。何が原因だとお互いに話し合った結果、浦和も用地がないんだ、ホテルを誘致すべき用地が見当たらないんだ、それが原因だと、こうおっしゃっておりました。ところが、先般わかったことは、ここで東武ホテルが浦和に決定をしましたね。それは再開発の事業と並行してそこにホテルを設けるということであります。松戸だけになってしまったわけでございますけれども、私も本当に残念なんでございますが、まちづくりに魅力がないからホテルが来ないのかというと、必ずしもそうでない。今の浦和の話ではありませんけれども、要は土地なんです。地価の高騰だとかいろんなことがあります。しかも、ホテルが進出したいと思っている区域において、満足するべき用地の空きがないということです。空きがあっても、それを地主さんがなかなか応じないという、私はそれが最大の原因だと思います。 町山さんの御指摘のように、まちづくりが先行すべきではないかということでございますが、それはわからないわけじゃありません。むしろ私は先行というより並行して進めればいいんだろうと思うんです。余り先行しちゃって、道路はでき上がっちゃいました、空き地が全部、再開発等が終わって建物ができ上がっちゃいましたということになると、そのときになるとホテルの出るべき余地がなくなってしまいますから、先行というよりは、構想の先行ならわかりますけれども、やっぱり並行して進めることが一番いいと思うんでございます。 ところが、その時点をもう待ってられない。先ほど言ったように、市民の皆さん方が、早く何とかしてほしいという声が強いものですから、この誘致条例を提案をし、御議決をいただいて、積極的な誘致運動に入りたいというふうに私は考えているわけであります。広い意味で言えば、ホテルがあることもまちづくりの一環なんでありますから、そういう意味で、私は積極的に努力をしたいということで条例を提案いたしたわけでございますので、その辺、いろんなお考え方もあろうと存じますけれども、まずは持ってくるか持ってこないか、持ってくる努力をしてみることだ、努力をしてできなかったら、またそのときにいろいろ問題があると思いますけれども、そういう努力をすべきだろう、そういうふうに考えまして御提案申し上げたわけです。 ○議長(高橋義雄君) 次に、渡辺寛美君。          〔渡辺寛美君登壇〕 ◆38番(渡辺寛美君) 議案89号、松戸市シティホテル誘致条例の制定について伺うものであります。 条例制定の提案に当たって、市長は施政方針の中で、「街の活性化や市民の皆さんの利便性の向上を図るため」と挙げております。 これは20年前以上の話でありますが、故松本市長時代に、松戸駅前、すなわち、現在のイトーヨーカ堂の場所にホテルを誘致したらどうかと私自身が提言したことがあります。しかし、当時、百貨店である松阪屋の出店のうわさもあり、現在のイトーヨーカ堂の出店と相なったわけでありますが、もちろん、当時の東口商店会も議会に物販店の誘致をしてほしいという請願もなされて、採択された経過もあるわけであります。 さて、今条例は10条で成り立っており、平成9年の3月31日までの時限立法になっておりますが、時限立法といえ、奨励金、補助金、利子補給金、不均一課税など金銭的に手厚い誘致条例になっておるようでありますが、この条例提案に至った経過について、当然さまざまな角度からの検討をした結果であろうと思いますが、さらにその検討内容についてまず伺いたいと思います。 次に、一斉に新聞報道されたこともあり、市民の関心も高く、私どもにもさまざまな御意見が寄せられております。さて、この条例制定によってシティホテルの進出の展望があるかないかを改めて伺うものでございます。          〔市長宮間満寿雄君登壇〕 ◎市長(宮間満寿雄君) ただいまの御質問にお答えを申し上げたいと存じます。 松本市長のときに、イトーヨーカ堂のところにホテルを誘致してはどうかという話をされたということを私は初めて伺ったわけでございますが、全然私自身は存じておりませんでした。松本市長は、当時、中部小学校の跡地とイトーヨーカ堂の跡地と両てんびんをかけておったというふうに私は理解しておるわけでありますが、いわゆるホテルではなくて、デパートまたはそれに類するもの2つ持ってきたい、そういう考え方を持っておったということは知っておりますけれども、ホテルを断ったということについては全然承知をいたしておりません。 それはともかくといたしまして、この条例制定に至った経緯であります。この議会で何回もお答えをいたしておりますが、確かに松戸駅周辺と申しましょうか、常磐沿線と申しましょうか、某有力ホテルが進出をしたいという情報を私がキャッチをいたしまして、それで、そのホテルと交渉をしていたのは事実であります。その過程におきまして、ホテルの誘致というものは大変に難しいということを私自身感得をいたしたわけであります。 と申しますのは、ホテルのテナント料と申しましょうか、これは普通の業務ビルよりも安いんです。ところが、建設資金はどうかということになりますと、建設資金からいきますと、いわゆる普通の業務ビルよりもホテルの方が内装その他が大変に程度が高いものですから、もちろんそれは一流のホテルの場合でありますけれども、建設資金がホテルの方が高いんですね。しかも、今言ったように、テナント料は低いわけです。そして、ホテル側は土地を買ってまで出ません。100万やそこらの値段であればどうか知りませんけれども、まず、松戸駅周辺ですとか新松戸周辺とかいうことになりますと、これはかなりの坪当たりの価格になりますから、そこには土地を買ってまで出ません。 西口でありますが、かなりいい線までいきましたホテル誘致の関係につきまして、しかし、地主側がどうしても土地を半分買ってくれという申し出をしました。市長がホテル誘致に熱心だから、我々もできるだけ協力しなければいけないけれども、自分たちの会社を守っていかなければならない、したがって、土地を半分買ってください、こういう要請がありました。私は、生命保険会社その他にまで当たりました。そのほかにも当たりました。何とか土地をその会社のために手放させたい、手放したものをホテル側に貸してもらいたいということで動いたんでありますが、総量規制の大変厳しかった時期でもございますし、さまざまな事情がございまして、結局土地はホテル側としては買えないという、そのために結局はだめになってしまった。 それやこれやいろいろ考えましたほかに、やはり先ほど申しましたように、住民の要望が大変多いということ。しかも、もう一度申し上げますけど、土地を買ってまでホテルは出てこないということです。そういうことから考えまして、やはり誘致条例をつくるべきではないかというふうに思います。そして、観光ホテル法ですか、その法律に基づきまして、その法律には、松戸市の条例にありますように、不均一課税を条例で認めているんですね。そこまで配慮しているという、そういうことも踏まえて、それをさらに拡大した形で思い切ってやってみよう。しかし、これを永久にやるのはどうかなということで、5年なら5年という期限を限って、その間に出てくるホテルがあれば適用してあげたいということで時限条例にしたわけであります。私は、こういった条例を永久に存続するということについては、私自身も問題があるというふうに思います。したがって、時限条例にして御提案を申し上げたわけであります。 いろんな御意見があるかもわかりません。そこまで援助しなくてもいいじゃないか、助成しなくてもいいじゃないかという話がありますけれども、仮に松戸市にホテルが進出した、それもかなりいいホテルであるということになれば、税金に相当するものが補助として出しておりますから、それは一時期入ってこないかもわかりません、いわゆる固定資産税的なものはですね。しかし、松戸市にホテルができることによって、金は松戸に落ちますよ。活性化にもある程度役に立つ。そして、やがてそれは回収できる。例えば、法人市民税にしても何にしても課税できるわけでありますから、それはその金は私は回収できる。長い目で見れば、決して高い投資ではない、私はそのように実は考えまして誘致条例を提案することにいたしたわけでございます。 よろうしゅうございましょうか。 ◆38番(渡辺寛美君) 展望について。 ◎市長(宮間満寿雄君) (続)先ほど私が申し上げましたホテルは結局だめになりました。土地の問題でだめになりました。したがって、今のところ、どこのホテルが松戸に進出しようとしているかについて、全く白紙であります。これからこの条例を御議決をいただきますならば、経済部の方で積極的な誘致運動に入りたいというふうに思っております。 ○議長(高橋義雄君) これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(高橋義雄君) ただいま議題となっております議案19件は、お手元に配付の議案付託表第2号のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 △諸般の報告 ○議長(高橋義雄君) この際、諸般の報告をいたします。 議員提出議案第13号は、所管の経済衛生常任委員会に付託いたします。 次に、3月12日、市長より報告第10号、平成3年度松戸市松戸競輪特別会計における弾力条項の適用について、報告がありました。お手元に配付の印刷物により御了承願います。 次に、今期定例会までに受理した請願1件、陳情5件は、去る3月4日に配付いたしました請願・陳情文書表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 これをもって諸般の報告を終わります。
    △日程の追加 ○議長(高橋義雄君) この際、お諮りいたします。3月12日、市長より、議案第95号から第99号までの5件が提出されましたので、この際、これを日程に追加の上、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第95号から第99号までの5件を日程に追加の上、直ちに議題とすることに決定いたしました。 △議案の上程 ○議長(高橋義雄君) 議案第95号から第99号までの5件を一括して議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。--------------------------------------- 議案第95号 松戸市職員の育児休業等に関する条例の制定について 議案第96号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第97号 松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第98号 契約の締結について(21世紀の森と広場横断園路築造工事) 議案第99号 契約の締結について(都市小河川国分川分水路本川水路その2工事)                   〔書記朗読〕 △提案理由の説明 ○議長(高橋義雄君) 提案理由の説明を求めます。          〔市長宮間満寿雄君登壇〕 ◎市長(宮間満寿雄君) ただいま上程いたされました議案第95号から議案第99号までの5件につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 まず、議案第95号、松戸市職員の育児休業等に関する条例の制定についてでございますが、育児休業制度の拡充を図るため御提案いたすものでございます。 次に、議案第96号、松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、管理職員特別勤務手当を新設するとともに、特殊勤務手当の額の改定等を図るため御提案いたすものでございます。 次に、議案第97号、松戸市公営企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、管理職員特別勤務手当を新設するため御提案いたすものでございます。 次に、議案第98号および議案第99号の2件につきましては、契約の締結についてでございまして、議案第98号では、公園利用者の利便を図るため、21世紀の森と広場横断園路築造工事を、議案第99号では、都市小河国分川分水路事業の一環として坂川の改修を図るため、都市小河川国分川分水路本川水路その2工事をそれぞれ契約をいたしたく御提案いたすものであります。 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、いずれも重要な案件でございますので、慎重なる御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 △質疑応答 ○議長(高橋義雄君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) 質疑なしと認めます。 △委員会付託 ○議長(高橋義雄君) ただいま議題となっております議案95号から第99号までの5件のうち、議案第95号、第96号および第97号の3件については総務常任委員会に、議案第98号および第99号の2件については建設常任委員会にそれぞれ付託いたします。 △休会 ○議長(高橋義雄君) この際、お諮りいたします。明3月14日から26日までの13日間は委員会審査等のため休会して、3月27日午前10時から再開いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋義雄君) 御異議なしと認めます。よって、明3月14日から26日までの13日間は委員会審査等のため休会して、3月27日午前10時から再開することに決定いたしました。 この際、お知らせいたします。委員会の開催については、それぞれ次のとおり委員長から通知がありましたので、お知らせいたします。 総務常任委員会、3月16日午前10時、第1委員会室、教育民生常任委員会、3月16日午前10時、第2委員会室、経済衛生常任委員会、3月17日午前10時、第1委員会室、建設常任委員会、3月17日午前10時、第2委員会室、予算審査特別委員会、3月18日午前10時、特別委員会室。以上であります。 本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって散会いたします。  午後1時27分散会 この会議録の記載が真正であることを認め署名する。                 松戸市議会議長   高橋義雄                      議員   工藤鈴子                      議員   吉岡五郎...